日本キックボクシング協会
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/04 18:55 UTC 版)
日本キックボクシング協会(にほんキックボクシングきょうかい)は、日本のキックボクシング団体。キックボクシングを創設した野口修が1966年に設立し、4月11日に大阪府立体育館で初の興行を開催[1][2][3]。設立から1977年まで(昭和40年代 - 50年代前半)、全日本キックボクシング協会とともに日本のキックボクシングの主要団体として人気を博した[4]。
剛柔流空手で活躍していた沢村忠をエースに据え、『YKKアワー キックボクシング中継』(TBS)の定期放送も行われキックボクシングブームを起こした。沢村は1976年に引退し、1980年ごろ(昭和50年代半ば)にはテレビ放送が終了して人気が急落[4]。以降、団体の分裂が相次いだ[4]。1983年より、新日本キックボクシング協会が後継団体として「野口イズム」を継承している[2]。
脚注
- ^ “「日本のプロ格闘技の源流」を創ったプロモーター・野口修の壮絶人生(現代ビジネス編集部) @gendai_biz”. 現代ビジネス (2020年11月19日). 2025年5月1日閲覧。
- ^ a b “キックボクシング創立55年…RIZINでも活躍 老舗ジム代表「若い人継承、うれしい」【山崎照朝コラム】”. 中日スポーツ・東京中日スポーツ. 2025年5月1日閲覧。
- ^ “沢村忠に真空を飛ばせた男―昭和のプロモーター・野口修 評伝― 著者・細田昌志インタビュー【Part1/3】「キックボクシング創始者・野口修を調べるうち、『これは完全なる戦後右翼史だ』と思ったんです。」 | BOUTREVIEW” (2021年1月13日). 2025年5月1日閲覧。
- ^ a b c 堀田, 春樹 (2015年10月31日). “群雄割拠?大同小異?日本のキックボクシング系競技に「王座」が乱立した理由”. 鹿砦社. 2025年5月4日閲覧。
- 日本キックボクシング協会のページへのリンク