カラス

害虫の種類

カラス（イメージ）

脊椎動物門　鳥綱　スズメ目　カラス科

ハシブトガラス　Corvus macrorhynchos
ハシボソガラス　Corvus corone corone

カラス（イメージ）

この害虫が属する群

カラス

この害虫のグループ

• ハシブトガラス　Corvus macrorhynchos

害虫のカテゴリ
糞害、騒音被害

形態
　ハシブトガラスは体長約56cm、体重約670ｇでハシボソガラスが体長約50cm、体重約560ｇ、となっており、ハシブトガラスに比べハシボソガラスがやや小振りでくちばしが細くなっている。
両種とも全身が黒く、外見は酷似している。また、鳥類の中でも特に学習能力が高い。

分布
　2種とも日本全国に分布し、ハシブトガラスは都市部に、ハシボソガラスは農村部に生息しています。

被害
　雑食な上に貪食であるため、農作物、漁獲物を食い荒らすだけでなく、生ゴミをあさり、町を汚す原因となっている。3月から7月にかけての繁殖期には巣の近くを通る人を襲う事がある。

生態
　繁殖は一夫一婦性で3月から7月に繁殖期を向かえ、この時期はなわばり意識を強く持ち、人がなわばりに侵入すると攻撃されることもある。一度の産卵で3～6個の卵を産み、繁殖期が終わると大集団でねぐらを作る。雑食性で、小動物、肉類、穀類など何でも餌にするがハシブトガラスは肉類、ハシボソガラスは植物類を好む傾向がある。

カラス

カラス

この群のグループ ハト カラス ムクドリ この群に属する害虫 ハシブトガラス　Corvus macrorhynchos

特徴 　ハシブトガラス、ハシボソガラスは両種とも全身が黒く、ハシブトガラスに比べ、ハシボソガラスの方がやや小振りで、くちばしも細くなっている。また、生息環境は異なり、ハシブトガラスは都市部に生息し、ハシボソガラスは郊外に生息している。被害は餌を探すためゴミをあさるだけでなく、3月から7月にかけての繁殖期には巣の近くを通る人を襲う事がある。 防除 　カラスは知能が高く他の鳥類に比べ、駆除が難しい。現状での防除法はおどし器具による威嚇忌避法、忌避剤等の薬剤による化学的処理法、トラップによる捕獲除去法、器具による物理的な接近阻止法の4通りに大別される。どれも一長一短があり、複数の方法を組み合わせながら被害の状況に応じて使い分けていく必要がある。 　また、捕獲をする際は鳥獣保護法により環境省または各都道府県の許可が必要になります。