イワヒバリ属
(カヤクグリ属 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/23 06:13 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動イワヒバリ属 | ||||||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
![]()
ヨーロッパカヤクグリ Prunella modularis
|
||||||||||||||||||||||||||||||
分類 | ||||||||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||||||||
学名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
Prunellidae (Richmond, 1908) Prunella Vieillot, 1816 |
||||||||||||||||||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
イワヒバリ(岩鸐) | ||||||||||||||||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
Accentor | ||||||||||||||||||||||||||||||
種 | ||||||||||||||||||||||||||||||
|
イワヒバリ属(イワヒバリぞく、Prunella)は、鳥類スズメ目イワヒバリ科 Prunellidae の唯一の属である。
イワヒバリ(岩鸐)と総称される。ただしイワヒバリはこの属の1種の和名でもある。また、この属にはカヤクグリ類も含まれる。
系統と分類
属名の学名Prunellaは植物のウツボグサ属と同じである。学名は原則として同名は認められないが、国際動物命名規約と国際藻類・菌類・植物命名規約の間では同名が存在しうる。
オリーブアメリカムシクイ科(オリーブアメリカムシクイのみ)と姉妹群である[1]。
Sibley分類では、スズメ科イワヒバリ亜科 Prunellinae の唯一の属とされ、アトリ科オリーブアメリカムシクイ亜科のオリーブアメリカムシクイと大きく離されていた。
ヒバリ(ヒバリ科)とは同じ上科だが、それ以上に近縁ではない。
特徴
![]() |
この節の加筆が望まれています。
|
分布
種
13種が属する[2]
- Prunella collaris, Alpine Accentor, イワヒバリ
- Prunella himalayana, Altai Accentor, ヒマラヤイワヒバリ
- Prunella rubeculoides, Robin Accentor, ムネアカイワヒバリ
- Prunella strophiata, Rufous‐breasted Accentor, アカチャイワヒバリ
- Prunella montanella, Siberian Accentor, ヤマヒバリ
- Prunella fulvescens, Brown Accentor, ウスヤマヒバリ
- Prunella ocularis, Radde’s Accentor, コーカサスイワヒバリ
- Prunella fagani, Arabian Accentor, アラビアイワヒバリ
- Prunella atrogularis, Black‐throated Accentor, ノドグロイワヒバリ
- Prunella koslowi, Kozlov’s Accentor, シロハライワヒバリ
- Prunella modularis, Dunnock, ヨーロッパカヤクグリ
- Prunella rubida, Japanese Accentor, カヤクグリ
- Prunella immaculata, Maroon‐backed Accentor, クリイロイワヒバリ
出典
- ^ IOC World Bird List 2.4: Family Links by Frank Gill, David Donsker and the IOC
- ^ “IOC World Bird List Version 3.4 (Weavers, Waxbills to Pipits)” (英語). 国際鳥類学会議(IOC). 2013年9月19日閲覧。
外部リンク
- 日本のレッドデータ検索システム・Prunella (エンビジョン環境保全事務局)
カヤクグリ属
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/10/13 05:38 UTC 版)
カヤクグリ属(学名:Prunella Vieillot, 1816 )はイワヒバリ科に分類される唯一の属で、以下の種が知られている。ヨーロッパ、サハラより北のアフリカ、南の半島部を除くアジアに分布し、低木林などの山地に生息する。全長13-18 cm、体重18-26 g。地上、低木の中、岩の隙間などにカップ形の巣を作る。3-6個の明るい青緑色から青色の模様がない卵を産む。抱卵期間は11-15日、孵化後12-14日で巣立つ。夏は主に昆虫を食べ、冬に植物の種子や果実を食べる。 イワヒバリ P. collaris (Scopoli, 1769) - 南西、南中央、東ユーラシア大陸と北西アフリカから日本にかけて分布する。 ヒマラヤイワヒバリ P. himalayana (Blyth, 1842) - 中央アジアに分布する。 ムネアカイワヒバリ P. rubeculoides (Moore, F, 1854) - ヒマラヤに分布する。 アカチャイワヒバリ P. strophiata (Blyth, 1843) - ヒマラヤに分布する。 ヤマヒバリ P. montanella (Pallas, 1776) - ユーラシア大陸の北部と東部に分布する。まれに冬鳥として日本に飛来する。 ウスヤマヒバリ P. fulvescens (Severtsov, 1873) - ユーラシア大陸の中南部と東部に分布する。 コーカサルイワヒバリ P. ocularis (Radde, 1884) - ユーラシア大陸の中南部に分布する。 アラビアイワヒバリ P. fagani (Ogilvie-Grant, 1913) - アラビア半島南西部に分布する。 ノドグロイワヒバリ P. atrogularis (von Brandt, JF, 1843) - ユーラシア大陸の南西部と中部に分布する。 シロハライワヒバリ P. koslowi (Severtsov, 1887) - ユーラシア大陸の中南部と東部に分布する。 ヨーロッパカヤクグリ P. rubida (Linnaeus, 1758) - ユーラシア大陸の西部と南西部、アフリカ北西部に分布する。 カヤクグリ P. rubida (Temminck & Schlegel, 1845) - 日本(北海道、本州中部以北、四国、九州)、ロシア(南千島)に分布する。以下の2亜種に分類されることがある。P. rubida rubida - 亜種カヤクグリ、本州と四国で繁殖する。 P. rubida fervida - エゾカヤクグリ、北海道の高山や南千島で繁殖する。 クリイロイワヒバリ P. immaculata (Hodgson, 1845) - ヒマラヤからブータン北部と中国中央部にかけて分布する。
※この「カヤクグリ属」の解説は、「カヤクグリ」の解説の一部です。
「カヤクグリ属」を含む「カヤクグリ」の記事については、「カヤクグリ」の概要を参照ください。
- カヤクグリ属のページへのリンク