カドゥナ州
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/24 15:04 UTC 版)
- カドゥナ州
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Kaduna
جىِهَر كَدُنا; مدينة كدونا, 𞤤𞤫𞤴𞤣𞤭 𞤳𞤢𞤣𞤵𞤲𞤢, Si̱tet Ka̱duna - 州の愛称: 自由な州
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国 ナイジェリア
州都 カドゥナ 設置日 1967年5月27日 公用語 英語 面積 46,053 km² (4位) 人口
-1991年 国勢調査
-2005年 推計3位
3,935,618 人
4,849,075 人州知事
(一覧)ウバ・サニ (APC) ISO 3166-2:NG NG-KD 公式サイト KADUNA STATE WEB SITE
カドゥナ州 (カドゥナしゅう、英語:Kaduna State、ハウサ語: Jihar Kaduna جىِهَر كَدُنا; مدينة كدونا; フラニ語: Leydi Kaduna, 𞤤𞤫𞤴𞤣𞤭 𞤳𞤢𞤣𞤵𞤲𞤢、カタブ語:Si̱tet Ka̱duna) は、ナイジェリアの中北部の州。州都はカドゥナ。
地理
北東にカノ州、バウチ州、南東にプラトー州、ナサラワ州、南西にアブジャ首都圏、ナイジャ州、北西にザムファラ州と接する。
歴史
1967年に当時の北部州が6分割されて北部中央州として設置された。1976年にカドゥナ州に改名された。1987年には北部がカツィナ州に分割された。
カドゥナ州は2002年から2008年にかけてナイジェリアで第15位の経済規模を誇り、国内GDPの約3.3%を占めていた。農業は州のGDPの約30%を占めており、綿花と落花生が輸出用と国内加工用のピーナッツ油として栽培されている。また、州内には国立皮革技術研究所があり、伝統的な手法に加え、近代的な技術の発展に取り組んでいる[1]。
産業
他にはヤムイモ、豆、雑穀(キビ、アワ)、生姜、米、キャッサバなど。
行政
カドゥナ州には 23の地方行政区 (Local Government Area, LGA) が置かれている。
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住民
ハウサ族、グワリ族、カタブ族、バジュ族が主要な民族であるが、36の先住民がいる[2]。
治安
2011年の大統領選挙を受けて、イスラム教徒とキリスト教徒の対立が激化。暴動により多数の死傷者が生じた[3]。この地方のイスラム教徒の多くは遊牧民であり、キリスト教徒の多くは農耕民であるため、土地利用の軋轢が宗教上の衝突に発展しやすい素地がある。2014年3月14日から15日にかけてもキリスト教徒の村々が襲撃を受け、100人以上が死亡する事件が発生した[4]。
脚註
- ^ “Overview of Kaduna State economy 2002–2008 | Eldis” (英語). www.eldis.org. 2025年8月24日閲覧。
- ^ KADUNA STATE#LANGUAGE州政府公式サイト
- ^ ナイジェリア大統領選めぐる暴動、死者500人超か(AFP.BB.NEWS)2011年04月25日13:53
- ^ “ナイジェリアの村を武装集団が襲撃、100人殺害”. AFP (フランス通信社). (2014年3月17日) 2014年3月18日閲覧。
外部リンク
固有名詞の分類
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