カオナシがメインキャラクターにとは? わかりやすく解説

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カオナシがメインキャラクターに

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 17:57 UTC 版)

千と千尋の神隠し」の記事における「カオナシがメインキャラクターに」の解説

宮崎駿は、長編映画制作の際、事前にシナリオ用意しない。絵コンテ描きながらストーリー構想し、各スタッフ絵コンテがすべて完成する前から作業進めていく。その間監督自身でさえも作品全容知らない本作では、絵コンテ40分ほど完成したところで転機訪れた2000年ゴールデンウィーク中のある日その日は休日だったため、多くスタッフ出勤していなかったが、プロデューサー鈴木敏夫作画監督安藤雅司美術監督武重洋二加えて制作担当者がたまたま居合わせた宮崎ホワイトボードに図を描きながら、映画後半ストーリー説明しはじめた千尋湯屋働きながら湯婆婆を打倒する。ところが、湯婆婆の背後には銭婆というさらに強力な黒幕がいたことが判明するハク力を借りて銭婆も倒し、名前を取り返して両親人間に戻す。このような流れである。 しかし、この案では上映時間3時間を超えてしまうという意見出た鈴木公開一年延期しよう提案したが、宮崎安藤はこれを否定上記プロット破棄されることになった宮崎はそこでとっさに千尋初め湯屋に入るシーン欄干のそばに立っていたキャラクター話題にした。当初カオナシは、「何の予定もなくてただ立たせていただけ」だったが、映像にしたときに奇妙な存在感があり、宮崎にとって気になるキャラクターになっていた。宮崎即席で、湯屋カオナシ大暴れするストーリー語った。これが採用されることになり、絵コンテ執筆大きく転換した湯婆婆を退治するという展開は立ち消え代わりに千尋カオナシの関係にスポットライトが当たることになった

※この「カオナシがメインキャラクターに」の解説は、「千と千尋の神隠し」の解説の一部です。
「カオナシがメインキャラクターに」を含む「千と千尋の神隠し」の記事については、「千と千尋の神隠し」の概要を参照ください。

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