オーディエンス‐セグメンテーション【audience segmentation】
オーディエンス・セグメンテーション
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/12 22:27 UTC 版)
「ニッポン放送」の記事における「オーディエンス・セグメンテーション」の解説
「オーディエンス・セグメンテーション」(Audience Segmentation)は、ニッポン放送が提唱したラジオ番組編成理論。時間帯によって主たる聴取者を選択し、その聴取者層に合わせて番組を編成する(例:朝・夕方―通勤者、昼―自営業者、車両で外回りする人、夜―若者 これは大まかな分け方で、実際には更に細分化している)。 元々は1960年代前半に広告業界でテレビへの大規模なシフトが起き、ラジオ広告費が大きく減少したことに対応して抜本的な編成方針の見直しを迫られたことから導入したものである(ラジオ離れ#1960年代も参照)。厳密な市場調査を重ね、1964年(昭和39年)4月編成より導入した当初は各方面から無謀ととらえられたが、ニッポン放送の成功により文化放送も追従。MBSラジオなど全国各局もこれを取り入れた。TBSラジオは当初これに対抗してあらゆる層の聴取者を対象とした総合番組(「オーナー」等)を制作・編成する方針を打ち出したものの、結局は導入した。 この理論は長らく民放中波ラジオ編成の基本とされてきたが、近年では聴取者の高年齢化や若年層のラジオ離れ、働き方の多様さなどの要素が作用し、理論が当てはまらなくなりつつある。
※この「オーディエンス・セグメンテーション」の解説は、「ニッポン放送」の解説の一部です。
「オーディエンス・セグメンテーション」を含む「ニッポン放送」の記事については、「ニッポン放送」の概要を参照ください。
- オーディエンスセグメンテーションのページへのリンク