オリジナルブランドの発売
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/11 21:21 UTC 版)
「KOUZIRO」の記事における「オリジナルブランドの発売」の解説
1993年よりPC/AT互換機のオリジナルブランド「FRONTIER」シリーズを発売する。『田舎が生んだコロンブスの卵』のキャッチコピーのもと、コンピュータ販売の世界では当時珍しかったオーダーメイドシステムにより、自社での注文生産(当時は本社のカウンターの裏で従業員総出で組み立てを行っていた)を基本としながら、部品の選定にはきちんと相性診断を行うなど、品質と安さが通販分野(当時は月刊ASCIIなどコンピュータ雑誌への広告が中心であった)などで知られるようになる。 このように、PC/AT互換機に比較的早くから力を注いだショップであったが、当初は旧来勢力であるPC-9800シリーズの圧倒的な市場での優位性に販売数も伸び悩んだ。しかし、Windowsへの移行が進み、PC-9800シリーズの優位性が少なくなるにつれ、徐々に業績を伸ばしていった。 Windows95の登場した後の1996年には、東京秋葉原への出店を果たし、1999年には柳井市の工業団地内に本社および工場を移転、生産能力の増強をはかった。 しかし、秋葉原のパソコンショップなどが相次いでショップブランドの販売を開始するなど、パソコンの通販分野に進出する企業が増加した事で競争が激化。製品の構成パーツを受注発注で少量仕入していたため他社より原価が高く、市場価格の激しい下落に追従できなくなった。
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