オニバスの再発生と再生保護活動
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 01:39 UTC 版)
「十二町潟オニバス発生地」の記事における「オニバスの再発生と再生保護活動」の解説
一時は絶滅したと考えられていた十二町潟のオニバスであったが、野生絶滅から26年後の2005年(平成17年)、指定地域外の十二町潟で自然発生した4株のオニバスが確認された。翌2006年(平成18年)には65株、2007年(平成19年)には66株と順調に増加していき、2008年(平成20年)には葉の直径が2メートルを超える130株ものオニバスの自然発生を確認するに至った。 しかし、天然記念物指定エリアでの自生は確認されておらず、氷見市では十二町潟に隣接した湖畔に1997年(平成9年)に整備した十二町潟水郷公園の一角に設けたオニバスの池でオニバス再生に向けた育成および再生の研究が行われている。 また、市立十二町小学校ではオニバス栽培が授業の一環として継続され、十二町潟でのオニバス育成環境改善のため地元地区住民らによるガマ刈り、ヒシの駆除など、潟湖内で増え過ぎた水生植物の除去を行い、天然記念物指定エリアでの自然再生に向けた取り組みが行われている。
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