オニヒトデによる食害や白化と再生への取り組み
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/28 18:25 UTC 版)
「石西礁湖」の記事における「オニヒトデによる食害や白化と再生への取り組み」の解説
石西礁湖では、近年、オニヒトデの大発生による食害や、海水温の上昇による白化現象がたびたび発生している。特に2007年の高水温による白化の被害は大きく、2008年までの5年間でサンゴの約7割が消失したとの調査もある。このため、環境省等によって再生のためのプロジェクトとして石西礁湖自然再生事業が進められており、サンゴの移植等が行われて、移植されたサンゴの産卵も確認され、サンゴは回復傾向にあった。 しかし、2016年には海水温の上昇等のために、7-8月の調査で89.6%、9-10月の調査では97%のサンゴが白化していることが確認された。2018年6-7月に行われた補足調査での平均サンゴ白化率は、石西礁湖の中央部で51%、北部で21%となっている。 黒島港沖のサンゴ 新城島沖のサンゴ
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