エンザンサラアルビオン【エンザンサラアルビオン】(草花類)
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登録番号 | 第12245号 |
登録年月日 | 2004年 8月 18日 | |
農林水産植物の種類 | シンビジウム | |
登録品種の名称及びその読み | エンザンサラアルビオン よみ:エンザンサラアルビオン |
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品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 向山株式会社 | |
品種登録者の住所 | 山梨県甲州市塩山熊野275 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 向山武彦 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、キンリョウヘンに「スリーピングドーン サンタバーバラ」を交配して育成されたものであり、花はセパル及びペタルが穏緑黄の地色に浅赤茶色の条線が入る、リップはてい形で黄白の地色に鮮紫ピンク色の斑点及び穏橙色のぼかしが入るやや小型種である。草型の大きさはやや小、草姿は中間型である。ぎ球茎の正面の形は卵形、横断面の形は扁円形、高さは31~60㎜、長径は31~50㎜である。葉の全体の形は線形、先端の形は不等鋭先形、頂点の角度は30~45度、先端の角度は30~60度、葉の長さは45~75㎝、幅は21~30㎜、葉色は緑、葉数は7~9枚である。一花茎の花数は21~30、花茎の太さは 6.1~9.0㎜、長さは30~50㎝、色は淡緑、抽出の方向は垂下である。咲き型は部分抱え・平咲き、花の横径及び縦径は41~60㎜、ドーサル・セパル正面の形は長楕円形、先端の形は切形、ラテラル・セパル正面の形は湾曲広線形、先端の形は不等切形、ペタル正面の形は倒卵形、先端の形は不等切形である。リップ正面の形はてい形、先端の形は切形、周縁の反転は小、波打ちは無である。全体的な花色は緑系、花色はセパル及びペタルは穏緑黄(JHS カラーチャート2910)の地色に浅赤茶(同1015)の条線が入る、リップは黄白(同2902)の地色に鮮紫ピンク(同9204)の斑点及び穏橙(同1311)のぼかしが入る。花の香りはかなり弱、開花期は初冬である。「サラジーン コイヒメ」と比較して、ペタル正面の形が倒卵形であること、セパル及びペタルの地色が穏緑黄で浅赤茶の条線が入ること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成6年に出願者の温室(山梨県塩山市)において、キンリョウヘンに「スリーピングドーン サンタバーバラ」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、13年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお、出願時の名称は「エンザンサラ アルビオン」であった。 |
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