エネルギー量、成分など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/05/14 02:31 UTC 版)
「フォーミュラ食」の記事における「エネルギー量、成分など」の解説
エネルギー量 - 代表的なフォーミュラ食は、ドリンクタイプで200kcal以下、食べるタイプでも300kcal以下のエネルギー量である。通常、1日3食のうちの1回、ないし2回の食事をフォーミュラ食に置き換え、1日の総摂取カロリーを抑えつつ、必要な栄養素をしっかりと摂ることができる食事療法である。 たんぱく質(必須アミノ酸) - 減量は、体重をただ減らせば良いというものではなく、身体を動かしたり支えたりする筋肉や骨をなるべく減らさず、高血圧や糖尿病といった症状や疾患の原因となる脂肪を減らしていくことが重要である。筋肉や骨といった除脂肪組織は主にたんぱく質からできているため、摂取エネルギーを制限している時でも、たんぱく質を十分な量摂取することが重要である。また、体内では生成できない、食事でしか摂ることができない必須アミノ酸がしっかり配合されたアミノ酸スコア100のフォーミュラ食もあり、アミノ酸スコア100で、かつ1食に必要なたんぱく質を含んだフォーミュラ食が望ましいと考えられる。 ビタミン・ミネラル(微小栄養素) - 身体の調子を整える働きのあるビタミン・ミネラルが不足すると、様々な代謝異常を引き起こす恐れがある。減量のために摂取エネルギーを抑える場合でも、こうした微小栄養素もしっかりと摂取することが重要である。医療機関などで使用されているフォーミュラ食に含まれるビタミン・ミネラルなどは、1食あたり厚生労働省が示す、日本人の食事摂取基準量の1/3を満たしているものがある。一般の人には難しい栄養計算などができなくても、こうしたフォーミュラ食に置き換えるだけで豊富な栄養素がしっかりと補えるため、栄養バランスの良いフォーミュラ食を選択することが望ましいと考えられる。
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