エチオピア軍のメケレ制圧
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 08:51 UTC 版)
「ティグレ紛争」の記事における「エチオピア軍のメケレ制圧」の解説
詳細は「メケレ攻防戦(英語版)」を参照 2020年11月17日、エチオピア政府はTPLFがメケレにつながる4つの主要な橋を爆破したとして非難したが、ティグレ州政府はこれを否定した。 11月17日から19日までの間に、エチオピア軍はRaya地区、Shire、Alamata、Adwa、アクスムなどを占領し、Rayaにおける戦闘では両軍合わせて推定760人の死傷者が出た。ZalambessaにおいてENDFとTPLF軍の戦闘が続く中で、ENDFはAdigratへの進軍を開始。また、Adi Quala 、Zalambesa、Taruna、Ali Tina、Wadqomdiおよびバドメにおいて、ティグレ軍とエリトリア軍の戦闘が行われた。 11月23日、エチオピア軍は州都メケレに到達、都市を包囲する。エチオピアの軍報道官デジェン・ツェガエ大佐は、メケレへの砲撃を行うと宣言し、市民に対し都市から避難するよう勧告した。一部の住民は空爆から逃れて既に市を離れていたが、それでも未だかなりの数の住民が市内に残っていた。 TPLFの指導者や、TPLFの部隊、民兵隊が既に都市を離れていたにもかかわらず、11月28日の朝にエチオピア軍はメケレへの攻撃を開始し、市街地に激しい砲撃を行った。夕方にはアビィ首相により都市の制圧宣言がなされ、この戦いで合計27人の民間人が死亡、100人が負傷した。この時、TPLFは戦争の継続を宣言した。2日後、アビィ首相はエチオピア軍の攻撃による民間人への被害を否定した。
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