ウェブプロキシ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/01 16:04 UTC 版)
「Squid (ソフトウェア)」の記事における「ウェブプロキシ」の解説
キャッシングは、リクエストされたWebページやWebページ上の画像などインターネット上の様々な情報をクライアント側から見てネットワーク上の近傍にあるコンピュータに貯蔵しておく技術である。ウェブブラウザはSquidをHTTPのプロキシサーバとして利用し、ネットワーク帯域を節約するとともに、目的のページに高速にアクセスすることができる。これはインターネットサービスプロバイダが加入利用者のインターネットアクセスを高速化するのに、あるいはLAN内でインターネット接続を共有するのに有効な手法である。プロキシ(実質的なクライアントの代理としてクライアントとして目的の情報にアクセスする)でもあることから、匿名性や安全性も提供するはたらきを持っている。 プロキシサーバの利用は、ブラウザ等のクライアントのソフトウェアで利用したいプロキシサーバの指定を明示的に行う方法か、もしくは透過プロキシと呼ばれる特に設定を必要としない方法によって行われる。明示的な設定を行う方法はインターネットサービスプロバイダの利用者等に、透過プロキシは企業内のLANの設定等でしばしば用いられる。 Squidは、クライアントが生成するヘッダを書き換えるなどの方法によって、匿名による接続の機能も提供する。詳細は、Squidのドキュメンテーションのheader_accessおよびheader_replaceの項に記載されている。
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