インド洋派遣
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 13:36 UTC 版)
テロ対策特別措置法による後方支援の一環として、インド洋への海上自衛隊の派遣が決定された際、当初からリンク機能の装備状況を考慮してイージス艦を派遣艦に含めることが検討されていたが、 高性能な新鋭艦の派遣は示威目的ではないのか イージスシステムによる米軍とのデータリンクは、政府見解で違憲行為とみなされている集団的自衛権の行使にあたるのではないか 派遣中の日本の防衛体制に穴が開く などの反対意見が国会などであった。そのためインド洋へのイージス艦の派遣は2002年末まで行われなかった。 最終的に本型艦の派遣が決定された理由として、司令部機能を持つ護衛艦のローテーションの組みやすさ、高い情報処理能力による安全性の確保、乗員の負担が軽減できる居住性の良さなどがある。ただし、こんごう型には格納庫がないため運用できる哨戒ヘリコプター数は減少することになった。
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