自衛隊航空機の初の海外実任務
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/05 07:05 UTC 版)
「自衛隊インド洋派遣」の記事における「自衛隊航空機の初の海外実任務」の解説
自衛隊航空機史上初の海外での実任務に艦載哨戒ヘリコプターSH-60Jが派遣された。SH-60Jは、護衛艦の航路の前程哨戒に使用されたほか、連絡、輸送などの任務が付与された。スマトラ沖大地震ではSH-60Jがインドネシアに遭難者の移動、医療品の輸送に活躍した。これは自衛隊機が行なった初の国際貢献の実例となっている。SH-60Jは対潜水艦戦が主任務であるが、機関銃を搭載してテロ攻撃からの警備任務や降下救助員による救難任務も行なった。自衛隊の航空機を海外で運用するために、友好国の空港使用の許可を得たり、予備部品の輸送手段の確保をするなど、国外での後方支援体制の確立に大きな成果を残した。また酷暑、砂漠地域での飛行という自衛隊としては貴重な経験を培うことができた。
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