インディアンの文明
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/12 03:15 UTC 版)
「アメリカ合衆国南部の歴史」の記事における「インディアンの文明」の解説
先コロンブス期(クリストファー・コロンブスが1492年に新世界に到着する以前)、現在のアメリカ合衆国南部となっている場所の唯一の住人はインディアンだった。この地域で最も重要なインディアン部族はミシシッピ族であり、ヨーロッパ人が到着する以前の数世紀にアメリカ合衆国中西部、東部および南東部で栄えたマウンドビルダーの文化だった。ミシシッピ族の生活様式は10世紀頃にミシシッピ川流域で始まった。この部族名も川の名前から採られている。 ミシシッピ族の後の南部で発展した南部のインディアン部族は「文明化五部族」と呼ばれるチェロキー族、チカソー族、チョクトー族、クリーク族およびセミノール族だった。 これらの部族は大部分が狩猟者と農業者だった。遊牧民もあれば、要塞化された集落を築いた者もおり、部族間の戦争が絶えなかった。集落の中では中央の集会所が重要であり、儀式や宗教的礼拝にも用いられた。死者を弔うためにマウンドを築いた者もいた。女性は粘土から土器を作り、それを人や動物の絵で飾った。ある部族では、酋長やその家族が名誉あるものとなり、ある種の貴族制がある身分制度が存在した。
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