イングランドによる行為の弁護
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/30 14:58 UTC 版)
「リンディ・イングランド」の記事における「イングランドによる行為の弁護」の解説
報道によれば、2004年5月11日のCBS系列のテレビ局KCNC-TV(コロラド州デンバー)のインタビューにて、上層部から心理作戦として虐待行為を行い、それをし続けなければならないと教唆されたとの内容を、イングランドは述べた。ある指揮官から「そこに立って、親指を立てて、笑って。」などと指示された時は気味悪く思ったと、言及している。しかしながら、イングランドはそれを「日常茶飯事の事」を行ったと感じた。弁護側は当初、上官の指示に従った行為である事を根拠に減罪を要求した。司法取引における有罪答弁に際して弁護側は従来の主張を撤回したが、これが無効審議となり裁判は継続した。 アブグレイブに関連して、軍法会議にかけられた者の弁護側はイングランドと同様の主張をしている。アブグレイブと似たケースであるグァンタナモ米軍基地における囚人虐待においても、軍法会議にかけられた者の弁護側はリンディと同様の主張をしている。捕虜虐待は軍の方針や、軍上層部、軍、国家の問題であり、露見した虐待の下級関係者のみ裁かれるのはおかしいとの指摘がされている。国連拷問禁止委員会はアブグレイブやグァンタナモの虐待に関連して、アメリカ合衆国に勧告を出した。 アメリカの電子新聞「ザ・デーリー」は、イングランドのインタビューを掲載し「彼ら(収容者)は無実ではない。われわれを殺そうとしたのであり、謝罪は敵に謝るようなものだ」と語り罪悪感はないと述べたと報じた。 ウィキメディア・コモンズには、リンディ・イングランドに関連するメディアがあります。
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