岩の白扇【イワノハクセン】(草花類)
登録番号 | 第4669号 | |
登録年月日 | 1995年 8月 22日 | |
農林水産植物の種類 | きく | |
登録品種の名称及びその読み | 岩の白扇 よみ:イワノハクセン | |
品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 岩田義朗、岩田悟 | |
品種登録者の住所 | 愛知県稲沢市北麻績町郷内38番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 岩田義朗 岩田悟 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「精雲」の自然交雑実生の中から選抜,育成されたものであり,花は黄白のやや大輪で一輪仕立ての切花向き品種である。 草型は直立性,草性はやや高性,主たる仕立て法は一輪仕立て,開花時の草丈は高である。茎の太さは6.0 ~7.9mm ,色は緑,強さは強,縦じわは中,摘心後の分枝性及びわき芽の発生程度は中,節間長は20~29mmである。葉身長及び幅は50~74mm,基部の形は凹形,先端部分の形は尖,一次欠刻は0.90以上,二次欠刻の程度は高,葉裂片縁部の重なりは重なる,色は濃緑,光沢度はやや低,厚さは中,硬さは軟,葉全体の角度は立つである。たく葉の有無は部分的にある,分布状態は主に両側,形は2深裂する,大きさは小である。つぼみの形は平,花房の形は凹形,花の大きさは110 ~149mm ,舌状花の重ねは5列以上で露心しない,舌状花数は200 ~399 ,管状花数は50~99,分布は集中である。花弁の形は舟底弁,先端の形は尖る,外花弁の反り方は内曲,花弁の長さは50~69mm,幅は10.0~14.9mm,外花弁の表面及び裏面の色は黄白(JHS カラーチャート2501),外花弁の角度は平,花たくの形は盛上った円錐状,総ほうの大きさは20~29mm,総ほう部から花頂部までの高さは30~39㎜,花首の長さは20~29㎜,太さは3.0~3.9mmである。季咲きの開花期は夏で,育成地(愛知県稲沢市)における開花は6月下旬である。 「精雲」と比較して,葉の基部の形が凹形であること,たく葉の有無が部分的にあること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,出願者のほ場(愛知県稲沢市)において,昭和63年に「精雲」の自然交雑実生の中から選抜,育成されたものであり,以後,増殖をしながら特性の調査を行い,平成4年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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