イデの伝説
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/04 01:07 UTC 版)
バッフ・クランには無限力(むげんちから)イデに関する伝説が広く伝えられていた。第1話の数年前からバッフ・クラン本星に流星が落ちる事件が多発、流星の発生源と思われるソロ星(バッフ・クラン語で「ロゴ・ダウ」)のある宙域に調査隊を派遣したが、その方角には「イデの星」があると考えられていたらしく、伝説の無限力を求める目的もあったようである。 劇中、カララ・アジバによって語られたイデの伝説とは以下のようなもの。 昔むかし、バッフ・クランをおさめていたお姫様が悪い龍にさらわれたことがありました。 そのために光は失われ、木々は枯れ、人々は嘆き悲しみました。 そのとき、ひとりの勇敢な若者が龍に立ち向かいましたが、力つきて倒れました。 そのとき倒れた若者の目の涙に反応して、天からイデの果物が落ちてきました。 その果物を口にした若者の体には力がみなぎり、龍を倒すことができました。 若者は助けたお姫様と結婚して、バッフ・クランの王となりました。 イデの果物は光の玉と表現されることもあり、逆に龍の手に渡ると世界は滅びる、という話も伝わっていた。 第1話でカララは、立ち上がったイデオンを見て「伝説の巨神ではないか」と発言している。他の登場人物もよく「伝説の巨神」という言葉を口にしていたが、劇中で「巨神」の登場する伝説についての言及はなかった。 なお、イデの伝説は地球にも伝えられていた筈であるが、単一の文化・政体が長く維持されていたバッフ・クランに対し、多くの文化や宗教、政治形態が興亡した地球ではその多くが失われ、各地の神話や伝承にその名残を留めるに過ぎなくなってしまった、とされている。 一方バッフ・クランには大昔から隕石が落ちたような痕跡があり、その隕石が来た方向がソロ星だった(6話のカララ談)。ソロ星のイデオンとソロ・シップの埋まっていた場所から、四方八方にエネルギーのようなものが放射された痕跡が見つかった(第17話のギジェの報告)。
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