イデ伝説
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/30 08:07 UTC 版)
バッフ・クランの住む地球には、古来から伝わる伝説がある。昔、バッフ星を治めていた女王が強悪な九頭の怪獣に攫われてしまい、光が消え、緑は褪せ、バッフ族は絶滅寸前にまで追いやられてしまった。凛々しい英雄が怪獣に立ち向かうが、その強大な力の前にかなうべくもなく力尽きたかに見えた。倒れた英雄のもとへ天から一条の光が差しその中から現れた“イデの果実”を食し、無限の力を得た英雄は怪獣を倒して女王を救出した。女王を自分のものにした英雄は、その後女王と共に永く平和的に世を治めたという。これがバッフ・クランの”イデ伝説”である。バッフ・クランが実在を信じるその無限エネルギーという観念のルーツはこの伝説にあり、彼等が恒星航法を飛躍的に発展させたのは、イデの存在の可能性によるものかもしれない。 イデの伝説にはこの他にもいくつかのバリエーションがある。イデの果物は正義のサムライが手に出来る光の珠、三勇士が力を合わせると現れる二つ目の太陽であるなど様々な表現がされている。また、悪人にイデを奪われてしまうと、守りきれなかった英雄共々、全てを焼き殺し、暗黒を生むと言われている。 こういった背景がバッフ・クランにあるので、TVシリーズ第1話「復活のイデオン」でバッフ・クランのパイロット達が初めてイデオンを目撃した際に「伝説の巨神じゃないのか!?」と言ったり、カララ・アジバが”イデの巨神”を連想したのはこれに由来する。
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