イデの絶対防衛
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/02 05:39 UTC 版)
“イデ”の意志の発生する場、カラダそのものであるソロシップ。ソロシップクルーであるカララ・アジバもまたイデであるといえる。そしてカララは第35話で初めて妊娠の兆候が現れた、つまり、カララの受胎は“イデ”の受胎であるとも言える。近い将来にカララから生まれる生命体は、“イデ”にとっての初の知的生命体、パイパー・ルウよりもさらに純粋な生命体だという事で、イデは絶対にこの赤ん坊メシアを守らなければいけなかった。これが「イデの絶対防衛」である。 “イデ”の源である第6文明人が通常の生活を行っていた時には、受胎や人工授精的なものによる新生命の誕生はあった。しかし、彼等が意志の集合体である“イデ”となった時点で別個の新しい意志が誕生した。そのために、“イデ”が、バイパー・ルウに象徴されるような「純粋な自己防衛本能」を持った生命体や、それ以前の受胎する瞬間からのメシアという新しい一つの生命の発生プロセスを目撃するのは初めてだった。メシアが受胎したことによって、“イデ”には絶対的な守りの理由、“イデ”のエゴの大義名分が出来たのである。
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