アートコレクターの顔
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/11 06:22 UTC 版)
アートを所有する良さは毎日見られること。ひとつの作品でも、日によって見え方が違うし元気をもらえたりもする。アートを通して人々は価値観や社会課題を共有することもできる。現代アートの場合、作家とコミュニケーションをとることで、より作品を知ることができる。 最初に購入したのは2016年のアート・バーゼル香港で、名和晃平の《PixCell》シリーズ。「日本の伝統楽器である琵琶と現代アートの組み合わせが美しく、ひと目惚れ。ご本人と会う前に即決しました。今は作家と会話してから購入していますが、会わずに決めた初めの出会いが良い作家で幸運でした。その後、名和さんはルーブル美術館での展示やパブリックアートの制作などでも快挙を遂げられ、その過程を拝見できたのも良い経験になっています」と。 かつて浮世絵など日本の多くの名作が海外に流出したことも踏まえ、今後は日本にアートの宝を残すことも重要だと考える。これから伸びていく将来性のある日本の作家をコレクトしていくことを望んでいる。 現代アート作家の椿昇(京都造形芸術大学芸術学部美術工芸学科教授)との対談で自身のことをアートラバーだと公言する。「作家のことを知れば知るほど、その作品が生まれた背景や、その作品に込められた思いのようなものが見えてくる。もっともっと、その作家のことが知りたくなる。気がつけば、アートコレクターであり、アートラバーになっていた」と話した。
※この「アートコレクターの顔」の解説は、「岩崎かおり」の解説の一部です。
「アートコレクターの顔」を含む「岩崎かおり」の記事については、「岩崎かおり」の概要を参照ください。
- アートコレクターの顔のページへのリンク