アワタケとは? わかりやすく解説

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あわ‐たけ〔あは‐〕【××茸】

読み方:あわたけ

イグチ科キノコ夏から秋にかけて山野生え、傘は直径3〜10センチ褐色裏面小さな穴がある。食用。あつたけ。


淡竹

読み方:ハチクhachiku), アワタケ(awatake)

イネ科多年生常緑竹、園芸植物薬用植物

学名 Phyllostachys nigra f.henonis


アワタケ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/17 08:18 UTC 版)

アワタケ
分類
: 菌界
: 担子菌門 Basidiomycota
: ハラタケ綱 Agaricomycetes
: イグチ目 Boletales
: イグチ科 Boletaceae
: アワタケ属 Xerocomus
: アワタケ X. subtomentosus
学名
Xerocomus subtomentosus (L.) Quél. (1888)[1][2]
シノニム
  • Boletus subtomentosus Fr. [3]
和名
アワタケ
英名
Suede Bolete

アワタケ(泡茸[4]学名: Xerocomus subtomentosus)はイグチ目イグチ科イグチ属の菌類で小形から中形のキノコ可食種英国ではSuede Bolete、Boring Broun Bolete、Yellow-cracked Bolete

分布・生態

日本各地、ボルネオヨーロッパ北アメリカなどの北半球[1]オーストラリアなど広い範囲で見つかっている[2][3]

菌根菌[4]。夏から秋にかけて、ブナ科カバノキ科広葉樹林の地上の草地や道端などに、群生から単生する[4][2]

形態

子実体からなる。傘は3 - 10センチメートル (cm) 程度の大きさで、初めはまんじゅう形で、のちにほぼ平らに開く[2]。傘の表面は黄褐色から帯褐オリーブ色から灰褐色のビロード状で、ときにひび割れて黄色い地色が見える[4][1]

傘の裏はイグチの特徴である管孔がよく見える[2]。管孔部は柄に直生またはわずかに垂生する[2]。管孔の目が粗いのが特徴で角形[3]、鮮やかな黄色から帯緑黄色で、傷つくと弱い青変性を示す[4][1]

柄は中実で、長さ5 - 12 cm[2]、太さ1 - 2 cmで上下同大または下方に細まる[3]。柄の表面は傘上面と同色、または淡黄色から淡赤褐色[4]、しばしば上部に縦筋の隆起線を現す[1][2]は淡黄色で厚く、傷つくときに多少青変性がある[1][2]、または変色しないこともある[3]

担子胞子は大きさ12 - 14 × 4.5 - 5マイクロメートル (μm) の楕円状類紡錘形で、淡オリーブ色、非アミロイド[2]胞子紋はオリーブ褐色[2]

食用

この種は食用できる[1][2]。近縁のアミタケと同様の調理法で食用になる。肉質は比較的やわらかく、柄は歯切れが良い[1]。風味にクセはないが、ややうまみに欠ける[1]

類似するキノコ

良き見かけられるイグチ科のキノコであるが、いくつも似ている種があり、肉眼での識別は難しい[4]。傘に水酸化アンモニウムを滴下すると一瞬にして赤褐色に変わる。この特徴によって同属他種と区別を行う。

傘表面のひび割れが強く、地色が紅色のものはキッコウアワタケ属のキッコウアワタケ(Xerocomellus chrysenteron)である[4]アミタケSuillus bovinus)と良く似ている。

脚注

参考文献

関連項目





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