アルプス1号【アルプス1ゴウ】(きのこ類)
登録番号 | 第4407号 | |
登録年月日 | 1995年 3月 15日 | |
農林水産植物の種類 | しろたもぎたけ | |
登録品種の名称及びその読み | アルプス1号 よみ:アルプス1ゴウ | |
品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | 2002年 3月 18日 | |
品種登録者の名称 | 長野県 | |
品種登録者の住所 | 長野県長野市大字南長野字幅下692の2 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 柿本陽一 松原喜光 中村公義 赤羽弘文 山本秀樹 森山隆弘 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「宝1号」と出願者の保存菌株(野生種)を交配して育成されたものであり,菌柄の形が細長の菌床栽培向き品種である。 菌傘の大きさは中,断面は丸山形,中央部の色は暗黄褐色,周縁部の色は黄茶色,肉の厚さ及び肉質は普通,斑紋の多少は多,大小は小,分布の状態は周縁部を除いた部分である。菌褶の色は淡橙黄色,並び方は波状ちぢれ,幅及び密度は普通である。菌柄の菌傘へのつき方は中心生,形は細長,菌傘の直径と菌柄の長さとの比率は 2.1以上である。子実体の発生型は株状型,有効茎本数は41本以上である。種菌接種から菌かきまでの培養期間は80日,菌かき後の最適温度における子実体収穫までの期間は20~25日,芽出し最適温度は15~18℃,子実体の生長最適温度は12~14℃である。 「宝の華M-8171」と比較して,菌傘の周縁部の色が黄茶色であること,子実体の生長最適温度が低いこと等で,「ホクト5号菌」と比較して,菌傘の肉の厚さが厚いこと,菌褶の並び方が波状ちぢれであること等で区別性が認められる。なお,「宝の華M-8171」,「ホクト5号菌」との対峙培養において,明確な帯線を形成する。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,平成元年に「宝1号」と出願者の保存菌株(野生種)を交配して栽培,選抜し,以後,栽培試験を繰り返し,3年に諸特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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