アルバス家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/22 00:13 UTC 版)
「とある飛空士への恋歌」の記事における「アルバス家」の解説
カルエルを引き取って育てた家族で、アリエルにとっては血の繋がった実の家族。第1巻ではカルエルが引き取られた際の出来事や、旅立ちに際しての別れが描かれ、第5巻ではカルエルが故郷に帰還する場面で再登場する。名前を「〜エル」とする先祖代々の習わしがあり、カルエルという偽名もそれに倣って、本名の名残を留める形で命名された。 ミハエル・アルバス 声 - 松山鷹志 ベラスカスの飛空機械整備工。アリエル達3姉妹の父親で、母親を亡くした娘たちを奔放に育て、牢獄にいたカールを引き取りカルエルと名を変えさせて育てる。生まれつき左目が見えなかったために、飛空士となって「空の果て」を見届けるという夢を諦めた過去を持っており、実母のマリアと「飛空士になる」という約束を交したカルエルに自分の夢を託し、イスラへと送り出した。 2人の息子がいたが、共に赤ん坊の頃に亡くしている。アリエルによれば、妻と2人の息子を亡くしたのは貧困が原因であり、民衆に重税を課していたラ・イール皇家を恨んでも仕方がないような境遇であったとされるが、カルエルにはそのことを全く悟らせることなく育てている。 ノエル・アルバス 声 - 秦佐和子 アルバス家長女。ニックネームは「ノエ」。カルエルが9歳でアルバス家に引き取られた時点では16歳。カルエルを暖かく迎え入れて大変可愛がり、カルエルが元皇子だと知っても態度を変えず、甘やかして育てた。カルエルが「ヘタレマザコンナルシスト」である遠因。他の姉妹同様、ラーメンやカレーライス料理とする。カルエルがイスラに乗り込むことを決意した時点では21歳で、町の機械工との結婚を控えているという言及がある。物語の結末でカルエルが帰還した時点では26歳で、ペドロという名の炭鉱夫と結婚し2児の母となっている。 マヌエル・アルバス 声 - 浜崎奈々 アルバス家次女。ニックネームは「マヌ」。カルエルがアルバス家に引き取られた時点では12歳で、ノエルと共にカルエルを甘やかして育てた。また、ラーメンやカレーライスが得意料理である点も他の姉妹と共通である。カルエルがイスラに乗り込むことを決意した時点では17歳で、街のパン屋の看板娘となっている。物語の結末でカルエルが帰還した時点では22歳、幼馴染でもあるパン屋の息子フランコと結婚し1児の母となっている。
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