アラビア語刊本
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/10 01:57 UTC 版)
アラビア語版ウィキソースに本記事に関連した原文があります。千夜一夜物語 アラビア語の刊本(印刷された本)では、次のものが著名である。 カルカッタ第一版 1814年から1816年にかけてインドのカルカッタで出版された。Cheik El Yemeni版とも言う。全2巻で各巻100夜分の物語を含む。ガラン写本などを元にしている。 ブレスラウ版 1824年から1843年にかけてマクシミリアン・ハビヒト(英語版) (1775年-1839年)によりポーランドのブレスラウで出版された。Habicht版とも言う。ヨーロッパに散在する写本を元にしている。 ブーラーク版 1835年にエジプトのカイロ近郊のブーラーク(英語版)国立印刷所により出版された。Boulaq/Boulak版。全2巻。エジプト系写本(ZER)を主な典拠としている。 カルカッタ第二版 1839年から1842年にかけてインドのカルカッタで印刷された。MacNaghten版とも言う。サー・ウィリアム・マクナーテン(英語版)らにより、「マカン写本」などを底本として出版された。究極の寄せ集め本といえるものである。「カルカッタ第二版」は「アラジンと魔法のランプ」「アリババと40人の盗賊」を含まないが、カルカッタ第二版の翻訳である東洋文庫版『アラビアン・ナイト』では別巻として刊行されている。 マフディー版 ムフシン・マフディーがパリ国立図書館にあったアラビア語写本(アントワーヌ・ガランが自分の翻訳に使用したもの)をもとに、「千一夜」の校訂版を1984年に出版した日本の図書館の所蔵状況。フサイン・ハッダウィー(Husain Haddawy)が1990年に、これを英語に翻訳した(後述)。
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