アマチュア無線における用法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/24 03:27 UTC 版)
アマチュア無線では、不特定のアマチュア局に対しての通信の呼掛け(CQ呼出しまたは一般呼出しと呼ばれる)として用いられる。「誰でもよいので交信する相手を探しています」というような意味合いである。呼び出す側は、電信ではDE(フランス語で「〜から」の意)、電話では「こちらは(This is)」の後に自局のコールサインをつけることで表す。 CQ呼出しは、CQ DX(遠く離れた(又は外国の)全ての局の呼出し)のように文字を追加することで、またコールサインのプリフィックスをつけることで(例えばCQ VKはオーストラリアの局の呼出し)、呼び出す局を限定することができる。アマチュア無線では、慣用的にCQの後に周波数帯を周波数または波長表記でつけることがある(CQ 40m(フォーティーメーター、7MHz帯)、CQ 430(フォーサーティーまたはヨンサンマル、430MHz帯)など)。 アマチュア無線のデジタル通信モード(例:WSJT)では、電文短縮のため、DE(〜から)を省き、CQ 自局のコールサインという構文とし、特定の局との交信段階では、相手識別符号 自局識別符号 電文(何デシベル、TMO形式による信号報告)という最低限度の電文によって交信され。なお、TMO形式とは、耳では聴こえない信号を報告する方法の一つであって、T(一つの長点)=電文が少しも解読されない、M(二つの長点)=一部の電文が解読される、O(三つの長点)=すべての電文が解読できると区分して、EME(地球、月、地球)という月面反射通信及び地上の微弱電波通信の場合に利用される。
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