アバグ旗とは? わかりやすく解説

アバグ旗

(アバガ旗 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/16 03:48 UTC 版)

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中華人民共和国 内モンゴル自治区
アバグ旗
簡体字 阿巴嘎
繁体字 阿巴嘎
拼音 Ābāgā
カタカナ転写 アーバーガー
モンゴル文字 ᠠᠪᠠᠭ᠎ᠠ
ᠬᠣᠰᠢᠭᠤ
モンゴル語キリル文字 Авга хошуу
モンゴル語ローマ字転写 Abaɣ-a qosiɣu
国家 中華人民共和国
自治区 内モンゴル
シリンゴル盟
行政級別
面積
総面積 27,494 km²
人口
総人口(2020) 4.5 万人
経済
電話番号 0479
郵便番号 011400
行政区画代碼 152522
公式ウェブサイト http://www.abg.gov.cn/

アバグ旗(アバグき、モンゴル語ᠠᠪᠠᠭ᠎ᠠ
ᠬᠣᠰᠢᠭᠤ
 転写:Abaɣ-a qosiɣu)は中華人民共和国内モンゴル自治区シリンゴル盟に位置する。地方政府は別力古台鎮にある。蒙古文語ではアバガ旗と読む。人口は約4.5万人、そのうちモンゴル族は55.1%を占める。

地理

アバグ旗はシリンゴル盟中北部に位置し、北はモンゴル国と国境を接し、国境線は175キロメートルである。北部は丘陵部により構成され、管轄区域の大部分は草原により構成される。

歴史

1949年、アバグ右翼旗とアバハノール右翼旗が合併し西部聯合旗、アバガ左翼、アバガノール左翼旗、ホチト左翼旗が合併し中部聯合旗が成立した。1952年5月26日、内モンゴル人民政府は中部西部聯合旗の合併を承認、西部聯合旗と称し旗人民政府をハンバイン・ソム(罕布音廟)に設置した。1956年7月3日、国務院は西部聯合旗をアバグ旗と改称した。

産業

2019年の産業構成では、一次産業が27%、二次産業が32%、三次産業が41%であった[1]

鉱業

様々な天然資源が豊富で、主な鉱物は、石炭オイルシェール石油ニッケルタングステン蛍石石灰岩石膏リン芒硝水晶などである。地中から浅いが埋蔵量が多く、高品位であるという特徴がある。2012年には石炭の総埋蔵量は約200億トン、石灰石の埋蔵量は約5億6000万トン、タングステン鉱石の埋蔵量は約700トン、鉄鉱石の埋蔵量は約7815万トンと確認されている[2]

エネルギー

風量の多い日は年間80%以上を占め、輝騰梁と別里古台に著名な風力発電所がある。

農畜産業

雨量が乏しいため農耕に適さず、主産業は草地を利用した牧畜業である。肉類総生産量は約3万トン、生乳生産は2.9万トン[3]

1997年以降森林伐採による砂漠化が深刻となっており、1999年から2000年には大干害により地域内の8割以上が被害を受けた。その他、砂嵐にも苦しめられている。

行政区画

3バルガス(鎮)、4ソム(蘇木)を管轄

  • バルガス(
    • ベルグティー・バルガス(別力古台鎮)
    • ホンゴルゴル・バルガス(洪格爾高勒鎮)
    • チャガーンノール・バルガス(査干淖爾鎮)
  • ソム(蘇木)
    • ナランボラグ・ソム(那仁宝拉格蘇木)
    • イフゴル・ソム(伊和高勒蘇木)
    • ジャルガラント・ソム(吉爾嘎郎図蘇木)
    • バイントグ・ソム(巴彦図嘎蘇木)
  • その他:マニト(瑪尼図)炭鉱、71個の牧業ガチャー(嘎査、村民委員会)、4個の社区

脚注

  1. ^ [1]
  2. ^ [2]
  3. ^ [3]

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