アニメ制作との関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/24 14:44 UTC 版)
「ネルケプランニング」の記事における「アニメ制作との関係」の解説
アニメ作品に関しても、「キャスティング協力」として多くの作品の製作に参与している。 芝居の分業や多角経営化で高評価を集めている一方で、劇団協やマネ協といった「組合」には加盟しておらず、他の同業団体とは一線を画した独自のプロデュース活動を行っている。 そのため、マネ協では加盟しているプロダクションに対し「なるべくネルケからキャスティングを受けないように」と呼びかける声があるものの、『テニスの王子様』以降は日本俳優連合(日俳連)に加入している声優の出演が一部オープン化されたこともあり、徹底周知されているとは言いがたく、矛盾が生じている。 また、キャスティングをする際は、組合に加盟していた場合に適用されるギャラのランク制の決まりにとらわれる必要がないため、制作費削減からランク制で決められた一定額よりも低い額のギャラでオファーを出すことが事実上可能ではある。 そうした場合、オファーを受ける側の俳優達の待遇に関わる問題が生まれたり、また十分なキャストが集まらないことにもなるが、とらわれないゆえに、指定の俳優を獲得する目的などで、一定額よりも高い額のギャラでオファーを出すことも事実上可能ではある。 「俳優に支払われるギャラ」に関することは、組合を含めた業界全体として常に問題や矛盾を抱えており、そのような状況下におけるキャスティング業務として、一定の立ち場を持つことになっている。 キャスティングの特徴としては、系列会社のY・M・O ラブライブ事業部およびその前身事務所「ラブライブ」に所属していた声優や俳優を中心に起用する点が挙げられ、『家庭教師ヒットマンREBORN!』のように主人公を含む主要キャラクターの大半にキャスティングするものもある一方、『ドラゴノーツ -ザ・レゾナンス-』のように、そうした傾向が強くない作品もあり、主に深夜アニメやUHFアニメが該当する。所属する俳優は原則として日俳連には加盟していないため、関与していない他の作品に比べて固有の俳優が多く、キャストの独自色が強い。なお、過去に所属していた三ツ矢雄二は古くからの会員だった。 ただし、ラブライブ事業部に所属していない人物についても、土井美加や松山鷹志などの俳優や、あさりどの川本成やアメリカザリガニ、赤星昇一郎といったお笑い芸人などのタレントなどが複数の作品に出演している。 アフレコは主に神南スタジオが請け負っている。なお、近年はテレビ東京系列で放送される作品が多く、とりわけ全日帯の場合は週刊少年ジャンプに漫画が連載されているもので占められている。
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