アニメによる演出
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 22:39 UTC 版)
「エースコンバット3 エレクトロスフィア」の記事における「アニメによる演出」の解説
元々、本作はエースコンバットシリーズとは全く無関係な企画として制作が開始された。全体的には1970年に開催された日本万国博覧会のパビリオンなどに用いられたレトロフューチャーのデザインを用いており、シリーズ初のアニメパート導入によりカジュアルなSFアニメのような作風となっている。従って、トップガン的な戦争観を売りにするエースコンバットシリーズでは異色作となり、シリーズのファンを中心に否定的な意見もあった。 アニメパート制作はProduction I.Gが担当し、脚本家の佐藤大を舞台設定・脚本担当として招いている。また、制作開始の3年程前に放送していた新世紀エヴァンゲリオンに影響を受けた制作スタッフが多く、エアロコフィンで操縦を行う兵器デザインや登場キャラクターのデザインや心理描写に影響が垣間見える。アニメーションによるゲーム演出は各界に影響を与えることになり、アニメ業界には特に大きな影響を与えたとされている。ゲーム業界ではファイナルファンタジーシリーズが社会現象と呼べるほど流行し、RPG以外のジャンルでもゲームの進行でストーリー進行が影響を受ける作品が多数制作されていた。本作ではアドベンチャーゲームのようなシナリオ分岐とマルチエンディングを採用し、全てのエンディングに到達すると作中の世界に関する真実が明かされる仕組みとなっている。この仕組みは、シリーズ次回作の『04』以降にも影響を与えた。
※この「アニメによる演出」の解説は、「エースコンバット3 エレクトロスフィア」の解説の一部です。
「アニメによる演出」を含む「エースコンバット3 エレクトロスフィア」の記事については、「エースコンバット3 エレクトロスフィア」の概要を参照ください。
- アニメによる演出のページへのリンク