アインシュタインの脳
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/18 02:15 UTC 版)
アインシュタインの脳 | |
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Einstein's Brain | |
監督 | ケヴィン・ハル |
製作 | ケヴィン・ハル ポール・グルーベル・リー |
製作総指揮 | アンソニー・ホール ナイジェル・フィンチ |
出演者 | 杉元賢治 トーマス・ハーベイ ウィリアム・バロウズ |
撮影 | アラン・パーマー |
編集 | ジェームズ・ハイ |
配給 | シネマ・クロッキオ |
公開 | 1998年12月12日 |
上映時間 | 65分 |
製作国 | ![]() |
言語 | 英語 |
『アインシュタインの脳』(原題:Einstein's Brain)は、1994年に英国BBCテレビジョンが制作したドキュメンタリー映画で、日本では1998年に劇場公開された。オーソドックスなドキュメンタリーながら主人公である近畿大学助教授(当時)の杉元賢治を始め、登場する面々が奇人揃いであった。
惹句
- 20世紀最高の頭脳が行方不明―
- ウソのようなホントのお話の一部始終!
解説
1993年4月、アルベルト・アインシュタイン研究をライフワークとしている近畿大学助教授(当時)の杉元賢治は、アインシュタインの脳が保管してあるというプリンストン大学を訪れるが、保管室には実物が見当たらない。トーマス・ハーベイ教授が脳を持ち帰ったまま行方をくらましたのだ。トーマス教授を追って杉元はアメリカ各地をさすらい、その間ウィリアム・バロウズと貴重な出会いを果たしているのだが、彼の関心はあくまで“脳”一個。やがてトーマス教授の孫娘からの伝聞にしたがってカンザス・シティを訪れ、ようやくトーマス教授と対面。ついに脳の一部を手にした。
エピソード
杉元賢治はその後、教授に昇進。アインシュタイン研究を続けたが、2006年10月19日20時44分、大阪府大阪狭山市の病院にて58歳で亡くなった。
外部リンク
- アインシュタインの脳 -解説
- 杉元賢治論文 - 映画の撮影裏話に触れた論文あり。
- アインシュタインの脳 - allcinema
- Einstein's Brain - IMDb(英語)
アインシュタインの脳
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「アルベルト・アインシュタイン」の記事における「アインシュタインの脳」の解説
詳細は「アルベルト・アインシュタインの脳」を参照 アインシュタインの遺体は焼却され灰は近くのデラウェア川に流された。しかしアインシュタインの遺体の検死を行った解剖学者トマス・シュトルツ・ハーヴェイは遺族の承諾を得ずに、脳だけを自宅に持ち帰り、40年間も手元に置いていた。スライスした切片を求めに応じて知人に配布し、その後世界各地の博物館・科学館でアインシュタインの脳の切片の展示が行われるようになった。晩年、彼は脳の残りをアインシュタインの孫娘に返却している。 アインシュタイン研究者で近畿大学の杉元賢治は彼の脳の一部を入手しており、その過程はBBCのドキュメンタリー番組『アインシュタインの脳』で見ることができる。 2018年にはNHKが、散逸した脳の所在を調査したドキュメンタリーを制作している。
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