ろ‐てん【露天】
ろ‐てん【露店】
ろ‐てん【露点】
ロテン
櫓転
読み方：ろてん
- 男陰を云ふ。京大阪にて天和頃より寛政頃まで行はれたる語なり。『好色一代男』に契の隔板とて「女楽寝をすれば、ろてんの通ふ程の穴あり…」。貞享の京版『好色貝合』には弱露転の題下に「人なみならぬ露転を持つ」とあり。『風流玉の盃』には「ろてん火の如く成り」とあり。精液を露と云ふより、それを転ずる器として『露転』の字をあてはめしならんか。（現今の医家が男陰を注射器と云ふに同じ）。語原は船頭及び船乗商人が男陰を「櫓栓」と云ひし転訛なるべし。
- 露転。男陰の一称。「ろせん」「ろまら」といふ。京、大阪にて天和より寛政頃までの用語。精液を露といふよりそれを転ずる器とて露転と呼ぶか。「好色一代男」に「女楽寝をすればろてんの通ふ程のあり」。「好色貝合」に「人なみならぬ露転を持つ」。又「風流玉の盃」に「ろてん火の如くなり」とあり。「色道後日男」三の巻に「玉門のまはり温かにしてふくれ上り御器量ばかりかお茶までが格別の世界と心きざせばろでんは筋をあらはし火焔の如くおこり立つて」。同書「ろでんのさきをたたみにすりつけ」とあり。又、元禄頃の艶本に「後家御はおつになでまはされしばらくそのきをとをざかりける事なればろてんめづらしく手してにぎり見給ふにかりくびいかりふとやかに」とあり。
- 男根のことをいふ。芸人仲間に用ゆる語。「ろせん」ともいふ。〔役者語〕
- 芸人仲間で男根のことをいふ。又ろせんともいふ。
- 陽茎の隠語。東京芸人間の隠語に陽物を「ろせん」といふ。今日も然り、「ろてん」と同語なるべし。
- 陰茎のこと。天は頭に通じ、露頭とはかぶりものをかぶらず頭をあらわしていることで、陰茎の亀頭をたとえた語。
- 男根のことをいう。芸人仲間に用いる語。「ろせん」ともいう。〔芸能（俳優）〕
- 男陰の異称。語源にいろいろな説があるが、まだ、はっきりしない。〔風流〕
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ろてん
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