やくのふる里公社破産問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/12 20:24 UTC 版)
「道の駅農匠の郷やくの」の記事における「やくのふる里公社破産問題」の解説
農匠の郷やくののうち温泉・宿泊施設等6施設は1998年(平成10年)に天田郡夜久野町(当時)が設立した第三セクター「やくのふる里公社」が運営していた。この間2005年(平成17年)10月には指定管理者制度により指定管理者となっていた。 しかしながら隣接する温泉施設との競合から夜久野町から3000万円の補助金を受けた2005年度以外は赤字決算が続き、2006年(平成18年)度には約800万円の債務超過になった。2007年(平成19年)に入ると経営は深刻化し、従業員への給与遅配などの問題が発覚、さらには温泉施設での大腸菌の検出による一時閉鎖なども重なり、8月には福知山市に対し指定管理業務の返上を申し出るに至った。これにより先行して閉鎖された温泉施設をはじめ6施設が閉鎖された。やくのふる里公社は2007年(平成19年)11月に破産に至った。 福知山市では事態を収拾するため改めて指定管理者を募集、温泉施設などは福知山温泉ホテルロイヤルヒル福知山が、体験農園はやくの農業振興団が指定管理者候補として選定された。 新たな指定管理者により再開準備が進められ、2008年(平成20年)4月に温泉施設が再開、宿泊施設と茶室も6月から再開された。和菓子づくり体験施設は現在も休業中である。
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