もがく

実用日本語表現辞典

藻掻く

読み方：もがく
別表記：踠く

手足をやたらと動かして苦しむさま。悶え苦しむ様子。「藻掻く」は当て字で、「踠く」とも表記する。

（2020年10月23日更新）

デジタル大辞泉

もが・く【^×踠く／藻^×掻く】

読み方：もがく

［動カ五（四）］

１ もだえ苦しんで手足をやたらに動かす。あがく。「相手の腕から逃れようと—・く」

２ 事態をなんとかしようとあせる。いらだつ。「怠惰な生活を改めようと—・く」

[補説] 「藻掻く」は当て字。

隠語大辞典

もがく

1. 荷が少く値が尻上りになつた為、買取りに苦心すること。〓く（もがく）ときの連想。〔業〕

分類 業

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Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

もがく

出典:『Wiktionary』 (2021/07/30 08:30 UTC 版)

動詞

もがく【踠く・藻掻く】

1. (自動詞, 他動詞) 苦しかったり、拘束を振りほどこうとして、手足をばたばたさせる。
   • さいしょ、これらの虫がとんできて、目に見えない細い糸に足をとらえられると、逃げようとしてもがきます。（小川未明「はちの巣」）^[1]
   • 老人は苦しそうに身をもがいて、何か囈言のようなことを云いつづけていたが、朝になってぽっくりと死んでしまった。（田中貢太郎「位牌田」）^[2]
2. (自動詞) 苦境を逃れようとして焦る。
   • 大川が疲労を見せ始めた頃、米倉は堂々と躍進し始めた。そうして大川があせりにあせってもがきはじめた頃、米倉は完全に文壇の一角を占領した。（浜尾四郎「黄昏の告白」）〔1929年〕^[3]
   • これまでの作品に描かれた下町、池の端、日本橋それらはどれも、そこにくりひろげられている発展のない小市民の環境とその中から脱出しようともがく若い女性の苦悩の場面として、捉えられていた。（宮本百合子「婦人と文学」）〔1947年〕^[4]

活用

発音^(?)

東京アクセント

も↗が↘く

京阪アクセント

↗もがく

類義語

• じたばたする、あがく

漢字辞典

踠

踠	画数：15 音読み：エン、 オン、 ワ 訓読み：もがく、 かがむ ピンイン：wan4 対応する英語：write, struggle, be impatient

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「もがく」の例文・使い方・用例・文例

• ぬかるみにはまってもがく
• 流砂の中でもがく
• 逃れようともがく.
• 虚空をつかんでもがく
• 苦しんでもがく
• 痛がってもがく
• 息が出来ずにもがく
• きゅうきゅうと苦しみもがくさま
• 手足を動かしてもがく
• 心の中でもがく
• 手足でもがくようにさせる
• じたばたもがくさま