みだる

デジタル大辞泉

みだ・る【乱る／^×紊る】

読み方：みだる

［動ラ五（四）］《「乱す」に先行して用いられたが、中世以降「乱す」にしだいに移行した》

１ 秩序をなくすようにする。整っているものを崩す。

「議場を—・らんと企てしが」〈竜渓・経国美談〉

２ ばらばらにする。散乱させる。

「滝つ瀬に誰白玉を—・りけむ拾ふとせしに袖はひぢにき」〈後撰・雑三〉

３ 平静さをなくすようにする。

「御物の怪などの…人の御心—・らむとて」〈源・御法〉

［動ラ下二］「みだれる」の文語形。

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

みだる

出典:『Wiktionary』 (2021/10/24 14:56 UTC 版)

発音（下二段活用）

四拍動詞二類^(?)

• 連体形

  (平安時代)みだるる

  (南北朝時代)みだ​るる

  (室町時代)みだ​るる

  (江戸時代)みだ​るる

動詞

みだる【乱る】

1. 乱（みだ）れる。ばらばらになる。
2. 平静さを失（うしな）う。
3. 騒動が起（お）こる。混乱する。
4. （態度・規律などが）崩（くず）れる。締（し）まりがなくなる。

活用

みだ-る 動詞活用表（日本語の活用）

ラ行下二段活用
語幹	未然形	連用形	終止形	連体形	已然形	命令形
みだ	れ	れ	る	るる	るれ	れよ

みだる【乱る】

1. ばらばらに散（ち）らす。
2. 乱（みだ）す。混乱させる。
3. 思（おも）い悩（なや）ませる。

活用

みだ-る 動詞活用表（日本語の活用）

ラ行四段活用
語幹	未然形	連用形	終止形	連体形	已然形	命令形
みだ	ら	り	る	る	れ	れ

諸言語への影響

• 現代日本語: みだれる