はるしずく【ハルシズク】(食用作物)
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登録番号 | 第15392号 |
登録年月日 | 2007年 3月 23日 | |
農林水産植物の種類 | 大麦 | |
登録品種の名称及びその読み | はるしずく よみ:ハルシズク |
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品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 福岡県 | |
品種登録者の住所 | 福岡県福岡市博多区東公園7番7号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 古庄雅彦、山口修、内村要介、塚﨑守啓、甲斐浩臣、馬場孝秀、吉川亮、水田一枝、吉野稔 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「九州二条11号」(後の「ミハルゴールド」)に「栃系225」を交配して育成されたものであり、育成地(福岡県筑紫野市)における成熟期はやや早、穂発芽性が難、粒質が中間質でしま萎縮病抵抗性が極強の焼酎向きの品種である。叢性は直立、株の開閉はやや閉、並渦性は並である。稈長はやや短、稈の細太はやや細、剛柔は中、ワックスの多少はやや多、葉耳の有無は有、葉色は中、葉鞘のワックスの多少はやや多、毛の有無・多少は無である。穂型は矢羽根、穂長はやや長、粒着の粗密は中、穂の抽出度は中、条性は二条、穂の下垂度は直、芒の有無と多少は多、芒長は中、芒の粗滑はやや粗、ふの色は淡黄である。粒の形は中、大小はやや大、千粒重は大、リットル重は中、原麦粒の見かけの品質は中の中である。播性はⅠ、茎立性はやや早、出穂期は早、成熟期はやや早、粳・糯の別は粳、皮裸性は皮、脱芒性はやや易、穂発芽性は難、脱粒性は中、耐倒伏性及び耐湿性はやや強、収量性は多である。粒質は中間質、精麦歩留はやや大、精麦白度は大である。しま萎縮病抵抗性は極強、赤かび病抵抗性はやや強、うどんこ病抵抗性は極強である。「ニシノチカラ」及び「ニシノホシ」と比較して、穂の抽出度が短いこと、穂の下垂度が直であること、穂発芽性が難であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成4年に福岡県農業総合試験場(筑紫野市)において、「九州二条11号」(後の「ミハルゴールド」)に「栃系225」を交配し、6年に雑種第2代で個体選抜を行い、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、16年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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