ははじま丸 (3代)とは? わかりやすく解説

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ははじま丸 (3代)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/10 22:16 UTC 版)

ははじま丸(3代)
母島の小剣先山より
基本情報
船種 貨客船[1]汽船[2]
船籍 日本
所有者 伊豆諸島開発[2]
鉄道建設・運輸施設整備支援機構
運用者 伊豆諸島開発
建造所 渡辺造船所[3](第227番船)[4]
母港 東京[5]
船舶番号 142693[2]
信号符字 7JXD[2]
IMO番号 9811787
経歴
起工 2015年9月
進水 2016年3月27日[3]
竣工 2016年6月14日[6]
就航 2016年7月1日
現況 就航中
要目
トン数 453トン[6]
総トン数 499トン
長さ 65.20 m[6]
12.0 m
満載喫水 3.4 m
機関方式 ディーゼル
主機関 2基
推進器 2軸
出力 4,400馬力[6]
航海速力 16.5ノット[6]
旅客定員 200名[6]
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ははじま丸(ははじままる)は、伊豆諸島開発が運航している貨客船。本項目では、2016年就航の3代目を取り扱う。

概要

二代目ははじま丸の後継として渡辺造船所で建造され、2016年7月1日に就航した。

共有建造制度を利用して建造された鉄道建設・運輸施設整備支援機構との共有船である。

就航航路

  • 二見港父島) - 沖港母島
    • 航路延長59 km、所要時間2時間、おがさわら丸の父島入出港日は接続するダイヤで運航される[7]。運休日はおがさわら丸の運航に準じて設定される。

設計

3代目おがさわら丸と同様、前船と比較して大型・高速化しており、世界遺産登録後の旅客数増加に対応すべく旅客定員が増やされ、ハンディキャップルーム、授乳室、多目的室などが新たに設けられた。バリアフリー化充実のため、客席は1層に集約され、スロープ式タラップが導入された。また、クジラ海鳥の多い航路特性を活かすため、サンデッキ、ブリッジ下に本船の全周を眺望可能な回廊を設けるなど、ホエールウォッチングやバードウォッチングを考慮したスペースを拡充している。

機関構成は、1基1軸から2基2軸となり、航海速力の向上と操船性の向上による離着岸作業の短縮により、航海時間は10分短縮され2時間となった。

2代目ははじま丸では、揚貨装置がトムソン式デリックであったが、本船では油圧式クレーンが採用された。

船内

旅客の快適性に配慮して一人あたりのスペースが2.4倍に拡大され、電源コンセント、旅客用冷蔵庫、荷物置きスペースが設置されている。

レストランや売店はなく、飲料の自動販売機のみ設置されている。

船室

  • 特別室A(6名)
  • 特別室B(4名)
  • 二等室

画像

脚注

  1. ^ 父島~母島航路 新造船のお知らせ 伊豆諸島開発、2015年3月27日。
  2. ^ a b c d 銘板より[出典無効]
  3. ^ a b “伊豆諸島開発「新ははじま丸」が27日に命名進水式”. Web CRUISE (海事プレス). (2016年3月29日). http://www.cruise-mag.com/news.php?obj=20160329_04 
  4. ^ SN.227”. 伊豆諸島開発株式会社. 2017年1月12日閲覧。
  5. ^ 後ろからの写真より[出典無効]
  6. ^ a b c d e f 船の案内”. 伊豆諸島開発株式会社. 2017年1月12日閲覧。
  7. ^ 伊豆諸島開発 父島 - 母島”. 伊豆諸島開発株式会社. 2017年1月12日閲覧。

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