とさぴか【トサピカ】(食用作物)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第9300号 |
登録年月日 | 2001年 10月 12日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | とさぴか よみ:トサピカ |
|
品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 高知県 | |
品種登録者の住所 | 高知県高知市丸ノ内1丁目2番20号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 中村幸生、亀島雅史、溝渕正晃、宇賀博之 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「高育27号」と「H3A370」の葯培養から選抜育成された固定品種であり、育成地(高知県南国市)における成熟期は極早生、極短稈、穂発芽性が難、耐倒伏性が強の水稲、粳種である。草型は穂数型、稈長は極短、稈の細太はやや細、剛柔は中、止葉の直立の程度はやや立、穂長は中、穂数は多、粒着密度は中、穂型は紡垂状、穎色は黄白、ふ先色は黄白-黄、芒の有無と多少は極少、芒長は短である。玄米の形及び大小は中、精玄米千粒重はやや小、玄米の見かけの品質は上の中、光沢は良である。出穂期及び成熟期は極早生、障害型耐冷性はやや弱、穂発芽性は難、耐倒伏性は強、脱粒性は難である。穂いもち圃場抵抗性、葉いもち圃場抵抗性及び白葉枯病圃場抵抗性は中、ごま葉枯病抵抗性は強である。「ナツヒカリ」と比較して、稈長が短いこと、精玄米千粒重が小さいこと等で、「はつなのり」と比較して、稈長が短いこと、止葉が立つこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成3年に高知県農事試験場(現高知県農業技術センター)(南国市)において、「高育27号」に「H3A370」を交配し、第1代の葯培養を行い、5年に復元第2世代で選抜を行い育成された固定品種であり、6年から生産力検定試験及び特性検定試験を行い、8年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお、出願時の名称は「高育55号」であった。 |
とさぴか
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/03/05 00:58 UTC 版)
とさぴか | |
---|---|
属 | イネ属 Oryza |
種 | イネ O. sativa |
交配 | 高育27号×H3A370 |
亜種 | ジャポニカ O. s. subsp. japonica |
品種 | とさぴか |
開発 | 高知県農業技術センター |
とさぴかは、高知県の県育成品種の早期米。高知県農業技術センターで開発された。
概要
- 長所は早期栽培型の極早生で低たんぱく質、収穫量が多い。
- 短所は寒さに弱い、紋枯病にかかりやすい、苗代への感応性が弱い。
- 平成13年には310トンの生産しかない(県内総生産は63,000トン)。
- 登録番号 第9300号(登録年月日 2001年10月12日)[1]。
関連項目
脚注
- ^ “とさぴか【トサピカ】(食用作物) ”. 品種登録データベース 2015年3月24日閲覧。
外部リンク
- とさぴかのページへのリンク