中高一貫教育校(ちゅうこういっかんきょういくこう)
1997年に中央教育審議会(中教審)で提言され、1999年から正式に設置することが可能となった。前期3年と後期3年の一貫した教育課程をもち、中学校と高校に対応する教育・指導を柔軟に実施する。
設置形態には、中等教育学校、併設型の中学・高校、連携型の中学・高校の3種類がある。特に、中等教育学校は、学校教育法第1条に根拠をもつ正規の学校(いわゆる1条校)として新たに規定された。
入学者の選抜は、面接・実技・推薦などの方法で行うことが原則とされ、学力試験は行わない。また、高校に入学する準備を省けることから、ゆとりのある学校生活の中で、特色のある教育を実現できると期待されている。
文部科学省では、「21世紀教育新生プラン」で、どこからでも通学できるよう、全国 500校を目標として中高一貫校の設立を促進している。しかし、思うように進んでいないのが実状で、開設予定を含めても、まだ74校にしか広がっていない。
(2001.05.05更新)
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