たい‐ふう【台風/×颱風】
読み方:たいふう
北太平洋西部の熱帯海上、北緯5〜20度付近で発生し、最大風速が毎秒17.2メートル以上の熱帯低気圧。8月、9月に多い。《季 秋》「—の心支ふべき灯を点ず/楸邨」
[補説] 気象庁による台風の強さと大きさの階級区分は次の通り。
台風の強さ
階級 | 最大風速 |
強い | 33m/s(64ノット)以上 44m/s(85ノット)未満 |
非常に強い | 44m/s(85ノット)以上 54m/s(105ノット)未満 |
猛烈な | 54m/s(105ノット)以上 |
台風の大きさ
階級 | 風速15m/s以上の半径 |
大型(大きい) | 500km以上 800km未満 |
超大型(非常に大きい) | 800km以上 |
たい‐ふう【大風】
台風(たいふう)(typhoon)
台風とは、熱帯低気圧のうち、風速17.2m以上のものを指す。台風は、海水温の高い熱帯地域で発生し、上空の風に流されて、発達しながら北上する。
台風は1年間で、約27個発生する。このうち日本付近にやってくるのは7個である。さらに毎年平均3個が日本に上陸している。
台風は1年中発生しているが、夏は太平洋高気圧の力が強いため、日本には上陸しない。太平洋高気圧の力が弱まる秋ころから、日本に多くやってくるようになる。
台風の強さは、最大風速の強さで測る。たとえば「猛烈な強さ」の台風は、最大風速が、54m/s以上のものを指す。「非常に強い」では、同44~54m/sである。
ちなみにこの風速とは、「1秒間に空気が動く距離」である。風速10mだと、1秒間に空気が10m動きる。風向風速計という機械で、気象庁が風速を測定して発表している。
(2000.09.15更新)
【台風】(たいふう)
颱風
たいふう
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