その後の試行錯誤
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/21 00:28 UTC 版)
一方、同年オフにプロ野球に参入した東北楽天ゴールデンイーグルスは宮城球場(現:楽天生命パーク宮城)に本拠地を置くこととなり、JT仙台工場の敷地を練習場として整備することを検討していた。しかし、室内練習場と独身寮など野球関連施設のみを購入したい楽天側と工場の敷地全体(約122,400m2)を一括して売却したいJT側との話し合いが折り合わず、楽天はJT敷地の購入を断念。2005年は二軍本拠地および合宿所を山形県山形市近郊に置き、翌2006年には泉区内に専用練習場を整備した(詳細は楽天イーグルス泉練習場の項も参照)。 宮城球場は楽天の本拠地となったのに伴い、球場の施設管理も楽天に委託された。こうして宮城球場ではプロ野球公式戦の開催数が大幅に増加した一方、仙台市及び近郊には硬式野球を行える野球場が少なく、市が宮城野区内で新たに整備を計画していた野球場(2007年に開場した現在の仙台市民球場)が完成するまでの向こう2シーズンの間、アマチュア野球の公式戦や練習等を行うための施設を確保する必要が生じた。そこで仙台市はJTから野球場を借り上げて市の施設として供用することを決め、JT側と2005年から2年間の賃借契約を交わし、同時に球場名を東仙台球場に改称。2005年~2006年の2年間、市の施設として供用された後、同年10月をもって閉鎖された。なおこの2年間は、楽天も不定期で試合前の練習などに使用していた。
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