その後の原因調査
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/06 09:00 UTC 版)
「ヴィーキンガー作戦」の記事における「その後の原因調査」の解説
この日ドイツ空軍も北海で作戦を実行していた。そして1機のHe111爆撃機が1隻の船を発見し爆撃を行って沈めたと報告していた。そのため同士討ちの可能性が浮かび、それを知ったヒトラーが激怒して調査委員会設置を命じた。問題の爆撃機は19時45分と19時58分頃の2度爆撃を行っていたため、調査委員会では、1度目の爆撃がレーベレヒト・マースに対して、2度目はマックス・シュルツに対して行われたとされ、2隻ともその爆撃が原因で沈没したと結論付けられた。また、ベルガー大佐は空軍の作戦について知らされておらず、また海軍は空軍に駆逐艦の出撃を知らせていなかったことが同士討ち発生の原因になったとされた。 作戦中に潜水艦や雷跡が目撃されているが、実際にはその場にイギリス潜水艦は存在していなかった。また、2月9日から10日の夜にイギリス駆逐艦が、ベルガー大佐の部隊が通った水路に機雷を敷設していた。この時期、ドイツ軍の北海方面の掃海能力は低く、作戦後に問題の水路で機雷が発見されていることから少なくともマックス・シュルツは機雷に触れて沈没した可能性が考えられる。
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