さいのみどり【サイノミドリ】(工芸作物)
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登録番号 | 第13753号 |
登録年月日 | 2006年 2月 27日 | |
農林水産植物の種類 | 茶 | |
登録品種の名称及びその読み | さいのみどり よみ:サイノミドリ |
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品種登録の有効期限 | 30 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 埼玉県 | |
品種登録者の住所 | 埼玉県さいたま市浦和区高砂3丁目15番1号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 岡野信雄、淵上康元、北田嘉一、内野博司、田中江里、中島健太、田中萬吉、船越昭治、嶋﨑豊、京極英雄、米丸忠、本多雄介、酒井崇、石川巌 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「さやまかおり」の自然交雑実生から育成されたものであり、育成地(埼玉県入間市)におけるほう芽期及び摘採期は早の煎茶向きの品種である。樹姿は中、樹勢はやや強、株張りはやや大、葉層の厚さはやや厚である。摘採期の茶芽の揃いは揃、芽数は多、摘芽長はやや長、摘芽の本葉の開葉数は中、百芽重はやや大である。新葉の形はやや披針、大きさは中、厚さはやや薄、色は緑、光沢は中、葉質はやや軟である。成葉の形は披針、先端長はやや短、大きさは中、色は緑、葉面のしわは多、葉縁の波はやや多である。枝条の分枝数は多、節間長はやや長、着葉角度は鋭、ほう芽期及び摘採期は早である。製品の外観の形状は上、色沢は中、内質の香気は中上、水色は上、滋味は中上である。科学成分の全窒素は少、アミノ酸はやや少である。炭そ病抵抗性はやや強である。「やぶきた」と比較して、成葉の形が披針であること、摘採期が早いこと等で、「さやまかおり」と比較して、成葉の形が披針であること、炭そ病抵抗性が強いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、昭和41年に埼玉県農林総合研究センター茶業特産研究所(入間市)において採種した「さやまかおり」の自然交雑実生から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成15年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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