こい‐ぶみ〔こひ‐〕【恋文】
こいぶみ〔こひぶみ〕【恋文】
読み方:こいぶみ
連城三紀彦の短編小説集。昭和59年(1984)刊行。余命わずかな昔の恋人のもとに走った夫と年上の妻の葛藤を描く表題作など全5作を収める。第91回直木賞受賞。昭和60年(1985)、神代辰巳監督により映画化。
丹羽文雄の小説。戦後の東京の恋文横丁を舞台に、かつて愛し合った男女の悲しい再会を描く。昭和28年(1953)発表。同年、田中絹代監督、木下恵介脚本により映画化。スター女優だった田中の初監督作。
《原題、(オランダ)De liefdesbrief》フェルメールの絵画。カンバスに油彩。縦44センチ、横38センチ。撥弦楽器のシターンを持つ女主人が女中から手紙を受け取り、当惑の表情を浮かべている場面を描く。アムステルダム国立美術館蔵。
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