かんろく

デジタル大辞泉

かんろく【勘六】

読み方：かんろく

［1746〜1805］江戸末期の書家。勘亭流の祖。岡崎屋と称し、号は勘亭。江戸中村座の手代で、劇場の看板・番付をその独特な書風に改めた。

かん‐ろく〔クワン‐〕【官^×禄】

読み方：かんろく

官位と俸禄。また、官府からもらう俸禄。

かん‐ろく【干^×禄】

読み方：かんろく

《「干」は干(もと)める意》

１ 俸禄を求めること。仕官を望むこと。

２ 幸いを求めること。

かんろく〔クワンロク〕【観勒】

読み方：かんろく

7世紀の百済(くだら)の僧。602年に来日し、暦法・天文地理・方術の書を伝えた。日本最初の僧正に任ぜられたという。生没年未詳。

かん‐ろく〔クワン‐〕【貫^×禄】

読み方：かんろく

からだつきや態度などから感じる人間的重みや風格。身に備わった威厳。時に、「見かけは貫禄たっぷりだけどね」のように肥っていることをからかって、また、ばかにして使うことがある。「—がつく」「—がある」「—十分だ」

世界宗教用語大事典

かんろく 【観勒】

六〇二（推古天皇一〇）年に渡日した百済の仏僧。暦法・天文・遁甲（隠形）方術を伝えた。ある僧が祖父を斬殺し、天皇は諸寺の僧全部を罰しようとしたが、観勒は殺人僧だけを罰するよう進言した。僧正に任命され僧尼を監督。三論宗の法匠と称された。（生没年不詳）