風が吹けば桶屋が儲かる
風が吹けば桶屋が儲かるの意味
風が吹けば桶屋が儲かるとは、ある出来事が一見関係のない所に影響を与えるという意味のこと。風が吹けば桶屋が儲かる理由は、風により立った土ぼこりにより盲者が増え、盲者の職業である三味線が増産され、その材料である猫が捕獲され、鼠が増えることで桶が齧られやすくなり、桶が売れるからである。このような因果関係を示した話が由来とされる。また、実際には桶屋が儲かる可能性は低いことから、あてにならないことに期待するという意味もある。英語ではbutterfly effectと表現される。風が吹けば桶屋が儲かるの語の類語や例文
風が吹けば桶屋が儲かるという言葉の類語として、因果はめぐる糸車、 風が吹けば箱やが儲かるといったことわざがある。ビジネスにおける例文として、「風が吹けば桶屋が儲かるとはよく言ったもので、猛暑を背景に新商品の売り上げが伸びた」「営業に行かずに成績が伸びるなんて『風が吹けば桶屋が儲かる』のようなことは起こらない」などが挙げられる。前者は、猛暑という意外な事象によって巡り巡って売り上げ増加につながったという因果関係を示しており、意外なことが利益をもたらしたという因果関係を示す場合に用いる。後者は、あてにならないことを期待している場合に用いる。俗説として、桶は棺桶であるという説がある。風が吹くと火事が起きやすくなり、火事によって死者が増え、多くの棺桶が必要になることで、棺桶屋が儲かる、と解釈することで俗説が成り立つ。
風(かぜ)が吹(ふ)けば桶屋(おけや)が儲(もう)かる
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