おおす

デジタル大辞泉

おお・す〔おほす〕【^▽仰す】

読み方：おおす

［動サ下二］《「負(おお)す」と同語源。相手に言葉を負わせるというところから》

１ 上位者から下位者に命じる。言いつける。

「急ぎ参るべき由言へと—・せよ」〈源・夕顔〉

２ 命令する上位者への敬意が自然に生じて、命令する意の尊敬語。お命じになる。お言いつけになる。

「惟光に車のこと—・せたり」〈源・葵〉

３ 「言う」の尊敬語。おっしゃる。

「法皇、あれはいかにと—・せければ」〈平家・一〉

[補説] 3の意に単独で用いるのは中世からで、中古には、多く「仰せらる」「仰せ給ふ」の形で用いられた。

おおす〔おほす〕【大須】

読み方：おおす

名古屋市中区の地名。繁華街。真福寺（大須観音）がある。

おお・す〔おほす〕【^▽果す】

読み方：おおす

［動サ下二］「おおせる」の文語形。

おお・す〔おほす〕【^▽生す】

読み方：おおす

［動サ四］

１ 草木などを育てる。

「誰が秋にあひて荒れたる宿ならむ我だに庭の草は—・さじ」〈平中・三六〉

２ つめ・髪などを、伸ばす。生やす。

「御髪ながく—・して」〈夜の寝覚・五〉

３ 子供を養い育てる。養育する。

「あやしのきぬの中より—・しまゐらせて」〈讃岐典侍日記・上〉

おお・す〔おほす〕【^▽負す／^▽課す】

読み方：おおす

［動サ下二］

１ 背に負わせる。かつがせる。

「片思ひを馬荷ふつまに—・せ持て越辺に遣らば人かたはむかも」〈万・四〇八一〉

２ 責任や罪などを負わせる。

「まさに重き罪に—・せむ」〈孝徳紀〉

３ 命じて、物などを出させる。課役する。課税する。

「諸国(くにぐに)に—・せて船舶(ふね)を造らしむ」〈皇極紀〉

４ 名をつける。

「且名を—・せて稲田宮主須賀之八耳神(いなだのみやぬしすがのやつみみのかみ)と号(なづ)け給ひき」〈記・上〉

５ 危害などを被らせる。受けさせる。

「やにはに十二人射殺して、十一人に手—・せたれば」〈平家・四〉

６ 負債を負わせる。貸す。

「ナンヂニ—・セタ小麦一石」〈天草本伊曽保・犬と羊〉

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大洲

姓	読み方
大洲	おおす

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「おおす」の例文・使い方・用例・文例

• すっかり逃げおおす
• おおすみという,日本の人工衛星
• この実験は，1970年に世界で４番目の人工衛星｢おおすみ｣を打ち上げる基礎となった。