うわみず‐ざくら〔うはみず‐〕【上▽溝桜/上▽不▽見桜】
うわみずざくら (上溝桜)








●わが国の北海道南部から本州、四国・九州それに中国の中部に分布しています。日当たりのよい谷間、沢沿いの斜面などに生え、高さは15~20メートルになります。葉は卵形から卵状長楕円形で互生し、縁には細かくて鋭い鋸歯があります。4月から5月ごろ、ブラシのような総状花序をだし、小さな白い花をいっぱい咲かせます。果実は核果で、8月ごろ赤色から黒紫色に熟し、食用となります。つぼみや若い果実を塩漬けにする地方もあります。名前は、むかし宮中での亀甲占いのとき、この材の上面に溝を彫って使ったことから「うわみぞざくら(上溝桜)」と呼ばれ、それが転訛したものといわれています。
●バラ科サクラ属の落葉高木で、学名は Prunus grayana。英名は Japanese bird cherry。
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