いただき【イタダキ】(食用作物)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第11087号 |
登録年月日 | 2003年 3月 17日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | いただき よみ:イタダキ | |
品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 | |
品種登録者の住所 | 茨城県つくば市観音台三丁目1番地1 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 上原泰樹、小林陽、清水博之、太田久稔、三浦清之、福井清美、大槻寛、小牧有三、笹原英樹 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「収4885(後の「どんとこい」)」に「収4695」を交配して育成された固定品種であり、育成地(新潟県上越市)における成熟期は晩生の早、いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi-iの水稲、粳種である。草型は中間、稈長はやや短、細太はやや太、剛柔は剛、止葉の直立の程度はやや立である。穂長はやや短、穂数はやや少、粒着密度はやや密、穎色は黄白、ふ先色は黄白-黄である。芒の有無と多少は稀、芒長は極短、芒色は黄白-黄である。玄米の形はやや円、大小はやや大、精玄米千粒重はやや大、玄米の見かけの品質は上の下、光沢は良、食味は上の中である。水稲・陸稲の別は水稲、粳・糯の別は粳、出穂期及び成熟期は晩生の早、障害型耐冷性は弱、穂発芽性は難、耐倒伏性は強、脱粒性は難、収量は多である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi-i、穂いもちほ場抵抗性は中、葉いもちほ場抵抗性はやや強、白葉枯病抵抗性品種群別は金南風群、白葉枯病ほ場抵抗性は中、しま葉枯病抵抗性品種群別は日本水稲型(+)である。アミロース含量は中、蛋白質含量はやや低である。「日本晴」と比較して、穂発芽性が難であること、いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi-iであること等で、「アキニシキ」と比較して、稈長が短いこと、精玄米千粒重が大きいこと、いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi-iであること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成元年に北陸農業試験場(現独立行政法人農業技術研究機構、新潟県上越市)において、「収4885(後の「どんとこい」)」に「収4695」を交配し、4年に雑種第4代で個体選抜を行い、以後、系統育種法により固定を図りながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
固有名詞の分類
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