『新年代記』の内容とは? わかりやすく解説

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『新年代記』の内容

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/19 09:32 UTC 版)

ジョヴァンニ・ヴィッラーニ」の記事における「『新年代記』の内容」の解説

新年代記』(Nuova Cronica)は全12巻から構成され大きく2部分けられる前半6巻バベルの塔からフリードリヒ2世までを扱い父祖以前の歴史属するため先人著書依存する部分が多い。また、ジョヴァンニラテン語をほとんど知らなかったとされる一方で聖書古典に関する知識が豊富であり、それが記述にも生かされている。後半6巻1266年シャルル・ダンジューシチリア王継承から始まり父親あるいは自己の生きた時代描いて1346年終了している。彼が銀行家政治家として活躍した1310年代描いた第8巻以後については綿密な記載がされており、彼が優れた観察者であったことがうかがえる。特に第11巻にある1338年頃のフィレンツェ風景経済状況に関する記述緻密さヤーコプ・ブルクハルトにも注目された。また、彼も同時代の他の人々同じく熱心なキリスト教徒であり、神の裁き占星術信じた記述があるものの、一方で経済特に商業関係記述においては合理的な記述尽している。ジョヴァンニは『新年代記』を書くにあたり、『都市起源年代記』、サンツァノーメの『フィレンツェ人事蹟』、『伝ブルネット・ラティーニ年代記』を史料として用いたとされる

※この「『新年代記』の内容」の解説は、「ジョヴァンニ・ヴィッラーニ」の解説の一部です。
「『新年代記』の内容」を含む「ジョヴァンニ・ヴィッラーニ」の記事については、「ジョヴァンニ・ヴィッラーニ」の概要を参照ください。

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